工 場
従来はこうした建築物は軽量鉄骨で建設してきたが、今回初めて木造を採用。
当初、鉄骨造で設計されていたプランを木造に変更した。
垂直積雪量1.5mの積雪荷重に対応している。
最高軒高5870㎜、最高高さ6605㎜とし、ATAハイブリッドトラスを7フレーム用いている。トラスのスパンは10m、はねだし付きでは、13m。うち2フレームには10mおきの防火被覆がなされている。役所の指導上被覆をおこなった。
減価償却と固定資産税にコストメリットがある。減価償却期間では鉄骨造建物では31年に対して、木造建築では15年となるため、同価格なら早めに償却が済む。 また、固定資産税では鉄骨造と比べて木造の方が3割から5割安くなることからコストメリットがあると言えるだろう。
12mの調弦梁トラスを2本使用し24mのスパンを飛ばしている。本来であれば24mのトラス1本で飛ばせるが、24mを飛ばせるクレーンがなかったことから24mを分割して12mと12mを組み合わせた。中央の柱は一般流通材を抱き合わせているため、大断面を使用するよりもコストダウンが可能となった